2015年8月20日22:00,NVIDIAは新しいエントリーミドルクラス市場向けGPU「GeForce GTX 950」(以下,GTX 950)を発表した。北米市場における搭載グラフィックスカードの想定売価は税別159ドル(発表時点の為替レートで約2万円)。2013年2月に発表されたGeForce GTX 750シリーズの後継製品という理解でいいだろう。
 NVIDIAは,GTX 950の発表に合わせ,「GeForce Experience」(以下,GFE)への新機能追加もアナウンスしているので,今回はそれらをまとめてお伝えしてみたい。
第2世代Maxwell「GM206」のカットダウン版を搭載するGTX 950

 GTX 950の話をする前に,GeForce GTX 750シリーズについて振り返っておこう。「GeForce GTX 750」(以下,GTX 750)と「GeForce GTX 750 Ti」(以下,GTX 750 Ti)の2モデル展開となった同シリーズは,「GM107」という,第1世代Maxwellアーキテクチャに基づく最初で最後のコアを搭載するGPUだった。
DirectX 12のグラフィックスAPIである「Direct3D 12」には,最低限サポートされるべきAPI群(以下,ベースAPI)の上に,追加の機能がまとまった「Feature Level」(機能レベル)が「12_0」「12_1」といった具合に用意されているのだが,GeForce GTX 750シリーズは,ベースAPIしかサポートしないことがすでに明らかとなっている(関連記事)。
 現在のところ,Feature Level 12_0&12_1をサポートできるGeForceは第2世代Maxwellアーキテクチャベースのものに限られることから,DirectX 12に対応したWindows 10のリリースに前後して,エントリーミドルクラス市場向けGPUの刷新があることは容易に想像できたのだが,まさにそれがGTX 950だというわけである。http://www.rmt-kames.jp/%E4%BF%A1%E9%95%B7%E3%81%AE%E9%87%8E%E6%9C%9B/

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